材木座自治連合会(倉橋明弘会長)は1月31日、11自治会合同の第2回津波避難訓練を開催し、住民700人以上が参加した。
海岸に近いうえ海抜が低い同地域では東日本大震災以降、津波被害を想定した「逃げ地図」を住民主体で作成するなど、地域ぐるみで積極的な防災活動を行っている。
今回は「家族そろっての避難」をテーマに、初めて週末に実施。午前10時に開始を告げるサイレンが鳴ると、住民たちはそれぞれ避難場所へと向かった。
また避難先をこれまでの5カ所から7カ所に増やし、避難者の分散と時間の短縮を目指した。
新たな避難先のひとつ、たぶの木公園裏山への3つの避難路は同会が独自に開拓したもの。鉄パイプの手すりは市が設置したが、足場などは会員たちの手によって整備された。
同会の藏並俊司さんは「参加者に配ったアンケートをもとに、7カ所の避難場所にどれくらいの人がどこから来たかを集計し、今後の対策に役立てたい」と話し、小野健次郎実行委員長は「手作り避難路の日常的な整備や避難ビルの運用方法など新たな課題が見えた。『短時間で高いところへ』を目指し、より良い避難方法を地域で共有したい」と振り返った。
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