鎌倉市政などに対する鋭い批評を展開する季刊新聞「鎌倉評論」代表の平井嵩さんがこのほど、『日本は近代思想をやり直せ』を(株)図書新聞から出版した。
これまでも日本人論や人類の精神史に関する著作がある平井さん。自身3作目となる同書では、日本人の精神的基盤や西洋近代思想の流入と受容などについて、幅広い視野からとらえて通覧している。
平井さんは「これまで日本人は無宗教、無思想だと言われてきたが、日本人の土着的、日常的な精神に基づく独自の思想が受け継がれてきた。こうした思想はニヒリズムが広がる現在の世界にこそ、発信できる可能性があり、今こそ外国の思想に依拠しない、日本人ならではの思想を構築するべき。多くの人が日本における思想史を振り返り、関心を持つきっかけとなれば」と話している。
1600円(税別)。市内書店やNPOセンター鎌倉、大船でも取り扱い中。問い合わせは【電話】0467・46・7805平井さんへ。
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