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安全守る地域のチカラ【2】 地域の絆で児童見守り10年 十二所町内会

社会

公開:2016年12月2日

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見守りを行う場所にはのぼり旗も
見守りを行う場所にはのぼり旗も

 神奈川県防犯協会連合会と神奈川県警察による「第47回地域安全県民のつどい」がこのほど開催され、十二所町内会(角田正敬会長)が防犯功労団体として表彰された。同町内会では下校時の子どもの見守りや夜間パトロールを長く続けており、地道な活動が評価された。

防災も取り組み

 「お帰りなさい」。市立第二小学校の下校時刻。揃いのジャンパーやベストに身を包んだ同町内会の会員らが、児童に声をかけると「ただいま」と元気な挨拶が返ってくる。

 同町内会で児童の見守り活動が始まったのは10年前。現在は17人が2〜3人ずつのチームを作り、月から土曜日まで町内3カ所で実施している。

 同時期にスタートした月2回の夜間パトロールも欠かさず行うなど、住民の安全への意識は高い。その理由について角田会長は「もともとここで生まれ育った人が多く地域の行事も盛ん。団結力が強いからこそ、活動が続いてきたのでは」と話す。

 また最近、防災にも力を入れる。町内は山あいで、地震や水害などでがけ崩れなどが発生する危険性が高いからだ。

 そこで同町内会では「災害が発生した際にどこへ集まるか」など、行動の流れを記した「フローシート」を地区ブロックごとに作成。また介護を受けている人や障害のある人など要支援者をリスト化し、いざという時の安否確認などに役立てる方針だ。防災拠点となる第二小学校の校区内の他の町内会と合同訓練なども企画している。

 角田会長は「最近は新しい住民も増えてきている。『いざ』という時のためにも、子どもから高齢者まで交流する機会を設け、顔の見える関係を築いていきたい」と話していた。

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