スウェーデンのカール16世グスタフ国王夫妻が4月25日、市内今泉台の介護施設「ワーキングデイわかば」を視察した。
22日から25日までの日程で来日した国王夫妻。特にシルヴィア王妃は福祉・介護に強い関心があり、様々な活動をしていることから、高齢化率が40%を超える今泉台で、先駆的な認知症ケアを行っている同施設への訪問が実現した。
この日は高円宮妃久子様が国王夫妻に同行。今泉台で産官学が連携して新たなサービスや商品の開発を行う「鎌倉リビング・ラボ」について、東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子特任教授から説明を受けたほか、「わかば」代表の稲田秀樹さんが、公園の清掃や花壇の整備といった地域貢献、美術作品の制作などを通じた利用者の生きがい作り、機能訓練、認知症の進行予防を目指す取り組みを紹介した。
利用者の絵画を見たシルヴィア王妃が「とても素敵ですね。絵を描くことは楽しいですか」と尋ねると、制作した女性(82)が「いつもとても楽しく描いています」と答える場面もあった。
稲田代表は「お二人の高齢者介護に関する強い関心を感じた。こうした機会に多くの人に取り組みを知ってもらえたら」と話していた。
リビング・ラボの詳細はNPO法人タウンサポート鎌倉今泉台【電話】0467・42・1835丸尾さん、ワーキングデイわかばは【電話】0467・40・4210稲田さんへ。
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