鎌倉市出身のバレエダンサー上野水香さん(=人物風土記で紹介)が6月3日、鎌倉芸術館でトークショーを行った。
これは同館の開館25周年記念事業として、上野さんがプリンシパル(主役)を務める東京バレエ団の『白鳥の湖』公演が6月16日(土)、同館大ホールで開催される(午後2時開演)ことに合わせて企画されたもの。
上野さんは日本舞台芸術振興会の岩永智博さんとともに、500年に及ぶバレエの歴史や革命を逃れたロシア人ダンサーのエリアナ・パブロバが七里ガ浜にスタジオを開いたことから、鎌倉が日本における「近代バレエ発祥の地」と呼ばれていることなどを紹介。また鎌倉で生まれ育った上野さんが、ダンサーとして国際的な活躍をするまでの道のりとともに『白鳥の湖』の見どころにも触れ「今回踊るブルメイステル版は、よりストーリーが伝わりやすいドラマチックな構成。鎌倉の皆さんにもぜひ楽しんでもらいたい」と呼びかけた。
質疑応答のコーナーでは来場者から「一番好きな作品は」などの質問が飛び出し、上野さんは「常に踊っていて楽しいのはその時取り組んでいる作品」と答えていた。
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公演当日は鎌倉市が所有するエリアナ・パブロバの資料展示やバレエのモチーフを使ったトートバッグ制作(申し込み不要・参加費500円)、バレエ衣裳のデザイン展が行われる。会場は同館ギャラリーで、時間は午前11時から午後6時まで。
問い合わせは同館チケットセンター【フリーダイヤル】0120・1192・40(午前10時から午後7時)へ。
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