岩手県平泉町から4月9日、「中尊寺ハス」5株が鎌倉市に贈られた。
これは同町内の中尊寺金色堂に安置されていた奥州藤原氏4代泰衡の首桶に収められていた種子を開花させたもの。1950年に実施された調査の際に発見され、93年に発芽、98年に開花に成功した。今年が鎌倉市制施行80周年にあたることから、寄贈が実現した。
この日は市内二階堂の永福寺跡で贈呈式が行われ、松尾崇市長が「かつては敵味方に分かれたが、今を生きる我々は未来を見据えて交流を深めていきたい」と呼びかけ、平泉町の青木幸保町長が「800年の時を越えてハスを贈ることができ、意義のある一歩になった。いつか咲き誇った花を見に来たい」と応えた。贈られた株は、しばらくは鉢で生育していく予定という。
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