片瀬漁港から打ち上げられた花火
新型コロナウイルスの影響で海水浴場が開設されない｢特別な夏｣の終わりとなった８月31日、片瀬西浜と葉山港の２カ所でシークレット花火が打ち上げられた。
遊泳や海の家を楽しみにしていた市民、観光客らに日々の鬱憤（うっぷん）を少しでも晴らしてもらおうと、「夏のうっぷん鎮魂花火in湘南」と題し、由比ガ浜茶亭組合が企画制作。湘南で海の家を運営する組合らが合同で主催となり、鎌倉商工会議所などの後援で開催された。
混雑を避けるため、打ち上げ場所は事前告知せず、オンラインでライブ配信。片瀬西浜では、午後７時からわずか10分間だったが、計75発の花火が夜空を彩ると、居合わせた人からは歓声や拍手が上がった。
藤沢市在住の３歳の女の子は「大きい花火がきれいだった」とにっこり。茅ヶ崎市在住の20代男性は「今年は夏らしい出来事が少なかったが、いい思い出になる。来年の夏もまた見られたら」と話した。
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