鎌倉文学館では、人気の文学講座を自宅にいながら楽しめるオンライン配信を行っている。
毎年企画展などに合わせ、さまざまな講師を招き文学講座を開催してきた同館。今年はコロナ禍を受け、館内での講座は行わず、インターネット上で自由に閲覧できる「ビデオ文学講座」に挑戦したという。
夏に同館で開催した「井上ひさし展」でも関連講座として動画配信を一定期間行ったところ、「想像を超える反響があった。配信なら、コロナ禍で外出を控えたい方や今まで時間や場所の関係で直接参加できなかった方にも楽しんでいただける」と同館職員は話す。
公開しているのは、23日まで開催されていた特別展「川端康成 美しい日本」に関連した4つの動画だ。
美術品の収集家でもあった川端の愛した「美」については、美術評論家で世田谷美術館長の酒井忠康さんが、映画史の観点で見る川端作品と映画のかかわりについては、鎌倉市川喜多映画記念館学芸員の阿部久瑠美さんが語る。フェリス女学院大学名誉教授の三田村雅子さんは、川端作品と「源氏物語」の関係について。文芸評論家で同館館長の富岡幸一郎さんは、自著「川端康成―魔界の文学」をもとに川端作品について語る。
講座は、Youtubeで1月11日(月)まで無料で公開中。下のQRコードからも視聴できる。こども文学賞の関連動画も。
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