100年前の「新鎌倉」という10万坪規模の壮大な田園都市計画により街の原型が作られた大船は、室町時代から三浦半島・江戸・小田原の三方が交わる要衝の地であったため北条早雲が玉縄城を築いたように、昔から鎌倉の玄関口としての役割を担って来ました。
現在、大船と玉縄、これに連なる深沢・腰越地域は鎌倉市の面積の64%、人口の7割、事業所数で6割を超え、生産・消費地域であり商工農水産業地域として、また新しい文化の発信地として発展するとともに、都心の通勤圈として新しい魅力ある住宅地域へ進展しようとしています。
大船は3つの大手ビジネスホテルを擁し、ルミネウィングと複数の大型商業施設、さらに笠間口に大型商業施設が開業すれば、仲通商店街と共に大船の魅力は厚みを増していくでしょう。
また深沢地区は、JR跡地の利用と村岡新駅ができることによって、どのように変わっていくのでしょうか。
この地域には、2018年に武田薬品工業株式会社が湘南研究所を開放し、設立した湘南ヘルスイノベーションパーク (湘南アイパーク)があります。製薬企業だけではなく、次世代の医療やAI、ベンチャーキャピタル、行政などを含めた産官学が結集し、ヘルスイノベーションの加速を狙っているそうです。
地域との交流を深める意味で、既に湘南アイパーク内にロータリークラブ(イノベーションゲートウェイ湘南ロータリークラブ)を設立しようと準備していると聞き、幹事予定者をお呼びし、お話も聞きました。
鎌倉大船ロータリークラブでは、こうした変化を地域の発展の機会ととらえて、活動を進めていきたいと考えています。
今考えるべきこと
これまで子どもの貧困は隠れた貧困と言われて来ましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大で、今はどのような状況にあるのでしょう。そして新型コロナウイルス感染症の最前線で対応されている医療従事者の負担は、どれほどのものなのでしょう。
兄弟姉妹の減少や離婚・再婚家庭の増加、未婚率の上昇などにより家庭は小規模化とともに不安定化。家計においては、非正規雇用や転職の増加など、就労は多様化とともに流動化が進み、インターネットの普及による友人関係の希薄化など、子どもにとっても厳しい環境になりやすい状況が増える中でのコロナ禍です。
医療現場では、医療用マスクや防護服といった資材不足からマンパワーの不足へ問題が変化して来ているようです。医療従事者が最前線で自身の感染も顧みず、献身的に日々治療にあたっている状況を考えたいという会員の意見もありました。
今後は、「子どもの貧困」と「医療現場への支援」にも対応していきたいと考えます。
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