廃棄予定の有機野菜でカレーペーストを作って販売することで、消費者の「サステナブル」に対する意識を変えたい―。
1990年代後半から2000年代前半に生まれた「Z世代」と呼ばれる若者たちが中心となって、こうしたプロジェクトが進んでいる。
企画したのは湘南・鎌倉を拠点に活動を行う「NAMIMATI(なみまち)」(齋藤克希代表)。同団体は2020年7月に結成され、現在は70人以上が所属する。
これまでにビーチクリーン活動や行政・企業、NPO団体などと協力し「ゴミ拾い&ファッションショー」など、多岐にわたるイベントを企画してきた。
その様子をインスタグラムなどのSNSで発信することで「環境など社会問題に興味を持ってもらう入口としての役割を担いたい」という。
そんな同団体では、食にアプローチするための新たなイベントを開催する。藤沢の農園に協力を依頼して、形が悪かったり傷がついているために廃棄予定の野菜を引き取り、極楽寺の老舗スパイス商の3代目メタ・バラッツさん監修のカレーペーストを作成した。
今後は6月26日(土)に湘南スタンダード(茅ヶ崎市)で、8、9月に鎌倉市で開催するイベントで販売する予定で、現在クラウドファンディングも実施している(期間は6月18日(金)まで)。詳しくは同団体HP(https://www.shonan-namimati.com/)で。
イベントでは購入者の「言い値」で販売するという。「生産コストに人の思いの価値を上乗せし、お客様に価格を決めてもらう新しい価値を創造したい」と食イベント担当の村田隆さんは話している。
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