七里ガ浜東在住の吉田とめ子さん(73)が描いた作品がこのほど、上野の森美術館「第34回日本の自然を描く展」で入賞した。
全国から2619点の応募があった同展。吉田さんは初めての応募で、色鉛筆を使いカラフルな作品に仕上げた。
吉田さんは福島県生まれ。「かわいい子供だったわよ」とニッコリ。フルート奏者の龍夫さんと結婚し、鎌倉へ。娘2人を授かり、子供たちの服も自分で作った。人懐っこい性格で「母がいると家の中が明るくなる」と娘さん。人と接するのが好きで、都内の飲食店まで働きに出ていた。
認知症の症状が表れ始めたのは60歳ごろから。現在はデイサービスやホームヘルパーなどを利用している。絵を描き始めたのは1年ほど前。デイサービス「ケアサロンさくら」に通所し始めてから。絵を描くのは楽しいかと尋ねると「うん」とまたニッコリした。
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