感謝状を手にする勝又さん（左）と坪井さん（中央）＝同署提供
大船警察署（鴻巣龍太郎署長）は昨年12月、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、ファミリーマート大船駅前店の勝又悠介店長代理と坪井有美さんに感謝状を贈った。
坪井さんは昨年12月２日の午後５時15分ごろ、来店した70代の男性が携帯電話を使用しながら店内のマルチメディア端末を操作しているのを見つけ、行動を注視。男性がレジで８万円分の電子マネーを購入しようとしたので、坪井さんは勝又店長代理に相談し、同署に通報した。
男性は当日の午前10時18分ごろ、「10億円が当選した。手続き金として８万円分の電子マネーが必要」という電話を受け、指示通りに購入しようとしたという。
同署管内では昨年１年間で18件（前年比マイナス６件）の特殊詐欺被害があり、被害総額は約５５５５万円だった（暫定値）。同署は「子どもを装い騙すオレオレ詐欺も依然として多い。また医療費や保険料などの還付金詐欺も年度末にかけ増えるので注意してほしい。電話でお金の話になったら警察へ相談を」と呼び掛けている。
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