木製の素朴なものから、馴染みのある華やかな雛壇飾りや手作りのつるし飾りまで、さまざまな雛人形が一堂に会する企画展が今年も北鎌倉古民家ミュージアムで開かれている=写真。
会場には、江戸から昭和までの雛人形がズラリと並ぶ。現代の雛人形に形式が踏襲されているという古今雛は、1770年頃に作られ、前の時代のものよりも写実的で表情は豊か。ガラスなどを使った目や煌びやかな衣装など、時代ごとに異なる特徴を見比べることができる。中には、市内雪ノ下、若宮大路周辺遺跡で発掘された日本最古とされる鎌倉時代後期の雛人形のレプリカも展示されている。
また、みやびの会(横浜市)が一針一針、心を込めて作ったというつるし飾りは圧巻だ。
会期は5月8日(日)まで(3月9日(水)休館)。午前10時から午後4時まで。大人500円、中高生300円、小学生200円。問い合わせは同館【電話】0467・25・5641へ。
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