2022年4月1日現在の保育所等利用待機児童数が6月16日、県から発表され、鎌倉市は前年同時期の45人から30人減の15人だったことが分かった。
政令市も含めた市町村で、最も多かったのは座間市で50人。次いで伊勢原市が31人、茅ヶ崎市と葉山町が22人と続き、鎌倉市は15人で5番目。
待機児童数の集計の基準が変わった17年以降は、18年から昨年まで4年連続で県下ワースト2だったが、今年は5に下がった。
保留児童は増加
待機児童が減少した一方で、利用申し込みをしているが、利用できない保留児童数(※)は昨年同時期と比べ28人増の178人となるなど、依然としてニーズは高い水準にあることが分かる。
市保育課は「全国と同様に鎌倉市でも、未就学児の総数は減少してきている。一方で、新たな需要が生まれ、申し込みをする人が増えたこともあり、保留児童が増加したとみられる」と話す。
また、待機児童・保留児童は0〜2歳児に集中。保育所の中には定員割れをしているところもあるが、兄弟児と同じ園や、在住地・勤務地と近い園だけを希望する人もいるため、保育所によって定員と申し込み数に差が出ていると分析する。
※保留児童......保育所等への利用申し込みをしているが、利用できていない児童のこと。待機児童のほか、育児休業中の人、認可外保育施設の利用者、特定の保育所を希望し保護者の私的な理由で待機している人などが含まれる。
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