地元でゆっくり過ごすという声も多い今年の夏。時間がある時だからこそ、本の世界に浸ってみてはいかが。昔から文士の多い鎌倉の街だが、こだわりの専門書店や県優良図書が多数ある地元出版社もある。
しかけ絵本の店魅力を動画で
2006年に日本初のしかけ絵本専門店としてオープンした「メッゲンドルファー」(由比ガ浜2の9の61)には、幼児から大人まで幅広い世代を対象とした、700種類以上の本を取り扱っている。店内には実際に触れられる見本も多数。中には「鎌倉 段葛 のぞきからくりえほん」という店独自で企画した鎌倉らしい絵本もある。
また、出版取次大手の株式会社トーハンが運営するYouTubeチャンネル「出版区」でも、「ほんやさんぽ第7弾」として同店を紹介=上写真。しかけ絵本のルーツや店の歴史、オススメ本紹介などを自宅にいながら楽しむことができる。
県の優良図書
県では、青少年にオススメの本を選出する「神奈川県児童福祉審議会推薦優良図書」を毎年発表している。佐助にある出版社「(株)銀の鈴社」では、昨年に続き今年も3冊の本が選ばれた。いずれの本も鎌倉市在住者が携わっている。
小学校高学年以上対象が2冊。『さーさーさーと雨の音』(寺床美保子著、阿見みどり絵)は、日本の野の花を全編にちりばめた子ども向け短編集。『WANIMARU和爾丸 南洋航海記』(小林珍雄著、瀧澤潔訳)は日本海洋団の通訳として、英・米・仏・蘭の植民地の少年団との交歓・平和外交の記録。
中学生以上対象で選ばれた1冊は『14歳からの哲学サロン 古きをたずねて新しきを知る』。(板生いくえ著)。自分らしく生きること、哲学者アリストテレスの考え、西洋と日本の文化の違いにも触れた哲学入門書ともいえる一冊だ。
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