小学5年生たちが校内で収集した桜の花びらを使ってハンカチを作り、1年後に卒業記念としてプレゼント。メーカーズシャツ鎌倉(株)が市立小学校16校と進めたプロジェクトが、この春に初めて完結した。
小学生に環境へ配慮する経験をしてもらおうと、プロジェクトは昨年3月に始動。当時の5年生はそれぞれの学校で桜の花びらを集めた。それらを廃棄せず、花びらから抽出した色素で染めるボタニカルダイによって、同社がピンク色のハンカチ1350枚を製作した。
完成品は3月に各校へ納品され、御成小では14日に贈呈式を開催。児童へハンカチを手渡した貞末奈名子社長は、「この色は昨年の桜を使った特別で唯一の色。ハンカチを見て、小学校の楽しかったことを思い出してほしい」と話した。花びらを拾った1年前に「ハンカチになるのが楽しみ」と語っていた山川倫さん(6年)は、「大切に使いたい」と笑顔を見せた。
プロジェクトは今後も継続していく。
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