鶴岡八幡宮境内の丸山稲荷社で11月8日、「火焚祭」が行われた。
五穀豊穣への感謝と氏子の無病息災を願う祭で、稲荷の総本社、伏見稲荷大社(京都府)の「お火焚き」にちなんで毎年行われている伝統行事だ。1995年に市無形文化財に指定された鎌倉神楽の奉納も合わせて行われ、大勢の参列者が100m四方の境内を埋め尽くしていた。
神職たちによる神楽は、米を用いて場を清め、火の神と水の神を象徴する湯を釜で焚き、その湯をかき混ぜて豊凶を占った。また、湯を笹に含ませて参列者にまき、無病息災を祈った。最後は面をつけて山の神に扮した神楽男が、滑稽な所作とともにみかんや菓子を縁起物として参列者に配った。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|