表彰式当日文学館に集まった入選者たち＝11月９日、鎌倉文学館提供
第３回こども文学賞の表彰式が11月９日、鎌倉文学館で行われた。
これは同館が主催する小中学生を対象とした詩のコンクール。全国から小学生の部に86作品、中学生の部に４４６作品の応募があり、各部11作品が入選した。
大賞を受賞したのは、小学生の部が國永憩（いこい）さん（横須賀市立森崎小学校１年生）の「ひろがるあさ」、中学生の部が朝野瑠也（りゅうや）さん（大阪桐蔭中学校３年生）の「人形劇」。審査員を務めた作家で詩人の三木卓さんは「國永さんの作品はダイナミックなあさがおの開花がとらえられ、夜明けから朝への変化がしっかり書かれていて感動した。朝野さんの作品には人間は多数の糸によって操られ生きているという苦い認識がある。これから真に自由な精神をもつ人間として完成したいと思っているのではないか」とそれぞれを評価した。
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