第57回鎌倉薪能が、10月9日と10日の2日間にわたって開催された。
市内二階堂にある鎌倉宮境内の特設ステージでは、かがり火があたりを照らす幻想的な雰囲気のなか、狂言や能を鑑賞しようと約1400人が来場した。
9日は、日が暮れたころに火入れ式が行われ、開演。大蔵流狂言「鐘の音」では、シテ・太郎冠者を人間国宝・山本東次郎氏が演じた。「金の値を聞いてこい」と言われた太郎冠者が「鐘の音」と勘違いし、鎌倉中の寺を巡る様子に、観客からは笑いが起こっていた。
鎌倉薪能は秋の風物詩として1959年から開催されており、京都・奈良に次ぐ歴史を持つとされる。
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