私たちの気持ちを東北へ 足柄上地域でも広がる被災地支援
小・中学校や各団体など、東日本大震災の被災地へ義援金や支援物資を送る活動が足柄上地域の各地で始まり、支援の輪が広がりをみせている。3月23日には大井町立相和小学校と湘光中学校の子どもたちが集めた義援金が町へ届けられた。
相和小学校(野地泰次校長)では、3月23日の卒業式後にお別れ会としてボウリング大会が予定されていたが、震災の発生を受けて子どもたちから「自分たちにできることをしたい」という声があがり、お別れ会を中止してその費用を義援金に回すことになったという。野地校長は「今回の震災は子どもたちも改めて感じているところがあると思います。小さいことでもいいので被災地のために自分達のできること少しでもできれば」と話す。
また、同日には湘光中学校から「私達にできることはなにか」と同校の中央委員会で話し合い、生徒や学校関係者から集められた募金が届けられた。同町にはその後も大井小学校から義援金が届けられるなど、子供達による支援活動は広がりをみせている。同町に届けられた義援金は日本赤十字社を通して被災地支援へ充てられるという。また、同様の活動は足柄上地域全体へ波及しており、松田町でも松田町立第二幼稚園や松田中学校などで子ども達が集めた義援金が役場に届けられている。
各団体でも支援続く
足柄上地域で活動するロータリークラブやライオンズクラブ、青年会議所などの各団体でも、地震発生当時から各上部団体と連携して、被災地へ向けた様々な支援活動を行っている。街頭募金や会員から募った義援金などの寄付のほか、缶詰、無洗米、電池やマスクなどの救援物資の提供なども行われている。
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