県西部の落日阻止! 寄 稿 〜足柄茶問題を問う〜 露木順一(前開成町長)
酒匂川の水の大半は、小田原・飯泉の取水堰から横浜、川崎へと送られている。足柄は、命の水の供給源。この事実が知られていない。県知事選挙で痛感した。悔しかった!水源地なのに!
県西部が大都市の水源地であることが常識ならば、足柄茶の放射能汚染に対する対応だって全く違っていた。大切な水源地の重大問題として位置づけられたはずだ。大都市部の消費者と県西部の茶の生産者が一緒に足柄茶の放射能汚染を考える場が作れる。議論を通じて、風評被害を防ぐ防波堤となれる。しかし現状は、大都市部の消費者と足柄茶の生産者を結びつける糸はまことに細く、イザという時に役立たない。
足柄茶の放射能汚染問題は、補償問題だけではない。生産者にとって消費者が遠いという問題点も投げかけている。JAが引っ張り、県西部の市町が力を合わせ、横浜でシンポジウムを開催したらどうか。国と県に県西部の主張を訴え、生産者と消費者を近づける機会として捉えようではないか。
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