神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2012年4月28日 エリアトップへ

書道反古紙(ほごし)を再利用 大井町がエコ再生紙振興会と協定

公開:2012年4月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
再生の仕組みに興味津々
再生の仕組みに興味津々

 今回締結された協定は、町内の3小学校(大井小・上大井小・相和小)で出される書道反古紙を同振興会が回収し、それを原料に再生した書道半紙を町が購入して書道の授業で使用するという内容。同振興会と回収から販売までの協定を結ぶ自治体は全国で初。

 書道反古紙は、小・中・高等学校の書道の授業や書道家から出される書き損じなど使用済みの書道用紙。一般的には可燃ごみとして焼却されることが多いという。

 同振興会が進める「書道反古紙再生プロジェクト」は学校などから回収した反古紙を洗浄・脱墨し、原料を再び半紙に加工して循環を目指すというもの。同プロジェクトでは現在、横浜市などでモデル校を指定し、反古紙の回収に取り組んでいる。

 大井町役場で行われた締結式には、間宮恒行町長と同振興会の松丸理事長のほか、大井小、上大井小、相和小の代表児童3人も出席。間宮町長と松丸理事長の間で協定書が交わされた。

 間宮町長は「町としても環境問題については重要な施策として位置づけ取り組んでいる。そんな中、書道という限られた分野の中でリサイクルが完結することは、環境問題の解決につながる一策になる。今後は学校だけでなく、町内の書道愛好家にも活動に参加してもらいたい」と話した。

 締結式が終わると、同振興会立ち上げの中心的な役割を担ったという池田光希事務局長から子どもたちに、反古紙再生の仕組みや同会の取り組みについて説明がされた。池田事務局長は「地方自治体として全国で初となる大井町の英断に感謝したい。この取り組みが今後、神奈川県を中心として全国に広がるように活動を続けていきたい」と話した。

 大井町は4月20日、「書道反古紙再生プロジェクト事業」を進める(社)エコ再生紙振興会(松丸道雄理事長)と、町内の小学校から回収した書道反古紙を原料とする書道半紙の販売に関する契約を締結した。
 

握手を交わす間宮町長と松丸理事長(左)
握手を交わす間宮町長と松丸理事長(左)

足柄版のトップニュース最新6

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

副市長に初の女性起用

南足柄市

副市長に初の女性起用

岩田佳恵氏が就任へ

3月30日

最高栄誉の「まとい」受章

南足柄市消防団

最高栄誉の「まとい」受章

団長「活動に大きな励み」

3月30日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook