書道反古紙(ほごし)を再利用 大井町がエコ再生紙振興会と協定
今回締結された協定は、町内の3小学校(大井小・上大井小・相和小)で出される書道反古紙を同振興会が回収し、それを原料に再生した書道半紙を町が購入して書道の授業で使用するという内容。同振興会と回収から販売までの協定を結ぶ自治体は全国で初。
書道反古紙は、小・中・高等学校の書道の授業や書道家から出される書き損じなど使用済みの書道用紙。一般的には可燃ごみとして焼却されることが多いという。
同振興会が進める「書道反古紙再生プロジェクト」は学校などから回収した反古紙を洗浄・脱墨し、原料を再び半紙に加工して循環を目指すというもの。同プロジェクトでは現在、横浜市などでモデル校を指定し、反古紙の回収に取り組んでいる。
大井町役場で行われた締結式には、間宮恒行町長と同振興会の松丸理事長のほか、大井小、上大井小、相和小の代表児童3人も出席。間宮町長と松丸理事長の間で協定書が交わされた。
間宮町長は「町としても環境問題については重要な施策として位置づけ取り組んでいる。そんな中、書道という限られた分野の中でリサイクルが完結することは、環境問題の解決につながる一策になる。今後は学校だけでなく、町内の書道愛好家にも活動に参加してもらいたい」と話した。
締結式が終わると、同振興会立ち上げの中心的な役割を担ったという池田光希事務局長から子どもたちに、反古紙再生の仕組みや同会の取り組みについて説明がされた。池田事務局長は「地方自治体として全国で初となる大井町の英断に感謝したい。この取り組みが今後、神奈川県を中心として全国に広がるように活動を続けていきたい」と話した。
大井町は4月20日、「書道反古紙再生プロジェクト事業」を進める(社)エコ再生紙振興会(松丸道雄理事長)と、町内の小学校から回収した書道反古紙を原料とする書道半紙の販売に関する契約を締結した。
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