相模ささら踊り大会 再興の地で8年ぶり開催 学童の子どもたちも出演
国と県から無形民俗文化財に指定される「ささら踊り」を伝承する、県内8団体が一堂に会する「相模ささら踊り大会」が7月30日(水)、南足柄市文化会館で開催される。ささら踊り再興の地である南足柄市での開催は8年ぶり。
大会は「ささら踊り」を伝承する県内6市の8団体がそれぞれ踊りを披露するもので、毎年会場を持ち回りで開催している。南足柄市での開催は2006年の第30回大会以来。
ささら踊りは、江戸の「風流踊り」と信州の「七夕踊り」が融合して生まれたといわれ、当時は少女の盆踊りとして各地域の夏祭りなどで踊られていた。
明治末期には後継者不足などを理由に一度は衰退したものの、1954年(昭和29年)に南足柄町(当時)の婦人会などが中心となって復活。「ささら踊り」という名称もその時に付けられた。
南足柄でささら踊りが復活したことが県内各地域のささら踊りが復活する契機にもなり、現在では、秦野、厚木、海老名、綾瀬、藤沢などで踊られるようになった。「足柄ささら踊」は昭和50年代に国選択無形民俗文化財と県指定無形民俗文化財に相次いで指定されている。
子どもたちも出演
大会には塚原・岡本学童保育所の1年生から5年生までの子どもたち22人も出演し、「広町の扇踊」「中沼の太鼓踊」「福泉の丸々踊」を披露する。
踊り手として出演する若山凛花さん(10)は「本番では振付を間違えないようにがんばりたい。当日はたくさんの人に見てもらいたい」と意気込む。
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