足柄版 掲載号:2014年10月25日号 エリアトップへ

顕微鏡、母から子へ 大井町の稲葉さん親子

教育

掲載号:2014年10月25日号

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顕微鏡を覗く想くんと恵美子さん、左は一寸木園長=20日・大井町生涯学習センター展示室
顕微鏡を覗く想くんと恵美子さん、左は一寸木園長=20日・大井町生涯学習センター展示室

 大井町金子の稲葉恵美子さん(39)の実家で眠っていた35年前の顕微鏡が大井町生涯学習センターに持ち込まれ、「おおい自然園」の一寸木肇園長の調整で再び使えるようになった。顕微鏡は稲葉さんの息子・想くん(8)=大井小2年=の元に届けられた。

 持ち込まれた顕微鏡は恵美子さんの兄・菅野善博さん(46)が、小学生のころに父・善一郎さん(76)から贈られたもの。生き物や植物の観察が好きだった恵美子さんと2人で中学生の頃まで使い、その後は、福島県伊達郡国見町にある実家で眠ったままになっていたという。

 昨年の冬、恵美子さんが実家に帰省した際、「生き物観察が好きな想くんのために持っていったらどうか」と、顕微鏡がまだあることを父から聞き、今年7月に再び帰省した際に顕微鏡を持ち帰った。

 ところが顕微鏡を覗いてみると、明るさの調整などがうまくできないことが判明。生涯学習センターでちょうど顕微鏡の展示が行われていたこともあり、以前に親子で観察会に参加したことがあった「おおい自然園」の一寸木園長に相談した。園長がレンズのクリーニングや部品の締め直しなどの調整を行ったところ、再び使えるようになったという。

 恵美子さんは「息子は気になることがあるとすぐに調べたくなる性格。この顕微鏡を使って、家にあるものなど身近なものを一緒に観察してみたいです」と話し、想くんも「家の近くにある葉っぱなどを見てみたい」と喜んでいる。

 一寸木園長は「少し調整すれば使えるものが各家庭にはまだあるはず。ぜひそういったものを活用してもらい、自然観察などに活用してほしい」と話す。

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