大雄山駅前の複合商業施設「ヴェルミ」の中核店舗「ピアゴ」(ユニー(株)・本社=愛知県稲沢市)が2016年7月で撤退し、新たなキーテナントが出店する方向で調整が進んでいることがわかった。
ピアゴは生鮮食品や衣料、雑貨などを扱う大型店舗として、1996年の開業からおよそ20年にわたり市民の日常を支えてきた。今月18日にビルを管理運営する大雄山駅前開発(株)(加藤修平市長)と南足柄市、店舗関係者などに閉店の意向が伝えられた。
大雄山駅前の再開発事業として1996年に完成したヴェルミは3棟からなる複合商業施設。キーテナントのピアゴをはじめ、金融機関や病院、飲食店、小売店、行政施設などが入居し、大型駐車場も備えている。
施設を管理する大雄山駅前開発(株)は、1989年に設立された第3セクターで、南足柄市が資本金の51%を出資する筆頭株主として経営に深く関与している。
ピアゴの親会社であるユニー(株)との賃貸借契約が2016年7月に満了するため、昨年6月には加藤市長と大雄山駅前開発(株)の幹部が愛知県内のユニー本社を訪問し、社長をはじめとする経営幹部と会い、契約更新について話し合いを持った。昨年12月の市議会本会議で加藤市長は「ピアゴ大雄山店は地域のにぎわいの核となる商業施設」との見解も述べていた。
本紙の取材にユニー(株)関東事務所は「来年7月以降の契約満了に伴い、更新はしない。来年5月頃に店舗を閉店する」との見通しを話した。
ユニーに「感謝」
大雄山駅前開発(株)によると、18日に開かれた同社の取締役会で「契約を更新しない」とするユニー側の意向が報告された。本紙の取材に同社は「これまで20年にわたり営業して頂いたユニーには感謝しています。その後のテナントも市民の皆さまの期待に応えられるよう関係事業者と調整し好感触を得ている」とした。
南足柄市は6月18日の市議会全員協議会で、ユニー側の意向を議員全員に伝えた。市は「非常に残念な結果になった」としている。
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