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「ユーシン」をブランドに 登山者グループ ロッジ再建へ名乗り

経済

掲載号:2016年1月30日号

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丹沢湖畔から約7Kmの道はユーシン渓谷ハイキングコースとして親しまれている=協力・山北町、山北町観光協会、西丹沢自然教室
丹沢湖畔から約7Kmの道はユーシン渓谷ハイキングコースとして親しまれている=協力・山北町、山北町観光協会、西丹沢自然教室

 山北町玄倉の宿泊施設ユーシンロッジの再開へ向け事業提案を公募していた県は15日、登山者らでつくる西丹沢安全登山協力会(原田絋一会長)を事業候補者に選んだ。

 ユーシンロッジは1970年に県が設置した鉄筋コンクリート2階建、定員80人の宿泊施設。敷地面積は1385平方メートルあり、丹沢登山の安全・救助拠点として機能し、林間学校の定宿としても親しまれてきた。

 ロッジを管理する県は、2012年から取り組む「緊急財政対策」を背景に現況のまま土地と施設を民間に移譲して財政負担の軽減を図っている。

 県は建物を無償で譲渡し土地は10年間、無償貸付する方針で地域振興につながる事業提案を募集したところ、協力会が応募した。同会では【1】ユーシンの環境を活かした「森のリラクゼーション」提供、【2】「ユーシン」と「西丹沢」を箱根に次ぐ県西地区のブランドに、【3】安全登山の基地としての活用で「西丹沢」のイメージを安全・安心なものに―とする3つの基本計画を提案。丹沢湖畔からユーシンロッジまでは車が規制され携帯電話も繋がりにくいため、自然の中でゆっくりと過ごす「デジタルデトックス」を提唱している。

 メンバーで会社員の大木秀実さん(56)=小田原市=は「事業化には苦難も予想されるが丹沢湖周辺の活性化にもつながるよう頑張りたい」としている。

 今後は県と合意した上で中心メンバー6人が出資して法人化し、登山仲間からも広く寄付を募り事業の原資とする考え。事業の初期投資は2千万円を見込む。

 「ユーシン」は近年、ネット上での人気キーワードにもなっている。付近の玄倉第二ダムの水面は「国内屈指の絶景」「ユーシンブルー」などと称されている。

大野山は門屋食肉商事

 山北町皆瀬川の県立大野山乳牛育成牧場「まきば館」の貸付候補者に小田原市の(株)門屋食肉商事(二宮慶晃社長)が決まった。

 同社は年間約70頭の足柄牛を大野山で飼育し、「まきば館」も活用する方針。

 二宮社長は「後継者が減る畜産業の振興を目指したい。生産から販売まで一貫して手掛けることで足柄牛のPRにつなげたい。県西地域の魅力として、これまで以上に足柄牛ブランドを育てていきたい」と話す。

山頂付近の「まきば館」
山頂付近の「まきば館」

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