当日に向けて花もスタッフも準備中（左からあじさいの里、ハーブガーデン、ハナアオイ農道）
足柄平野の６月は開成町の「アジサイ」、南足柄市千津島の「ハナアオイ」、松田山の「ハーブ」が一度に楽しめる季節。きょう６月３日（土）には「開成あじさいまつり」「ハナアオイまつり」「ハーブフェスティバル」が同時に始まり、足柄平野を横断するシャトルバスも運行される。
開成町あじさいまつりは６月３日（土）から11日（日）まで、開成町北部金井島の「あじさいの里」「岡野あじさいの里」の周辺で開催される。今年は30回目の開催を記念して、品種改良をして生まれた開成町固有のオリジナル品種を発表して開催期間中に愛称を募集する。
オリジナルのアジサイは花の品種改良などを手掛ける加茂荘花鳥園（静岡県）から市販されていない品種の命名権を購入した。八重咲きのガクアジサイ「おはよう」と半テマリを交配して生まれた。町のイメージカラーに合わせた青色の花をつけるのが特徴という。
町産業振興課は「ゆくゆくは里親を募集して株数を増やし、”開成町のアジサイ”として定着させたい」と話している。
３日（土）午前10時から府川町長や来賓が出席する開園式場でこのアジサイを披露して愛称の公募を開始して７月中に正式決定する予定。
30回目の開催を記念したオリジナルフレーム切手（82円切手10枚・１３００円）も販売される。
シャトルバス
小田急線開成駅西口とメイン会場のあじさいの里を結ぶシャトルバスは午前９時５分から午後４時25分まで20分間隔で運行（３日〜11日、大人２００円・小人１００円）。あじさいの里から開成駅への最終便は午後４時40分発。
メイン会場発、松田山ハーブガーデン行のシャトルバス始発は午前10時45分、最終便は午後３時15分（３日〜11日、大人１５０円、小人80円）。
メイン会場発、アサヒビール行は期間中の土日のみ午前10時５分から定期便。
問い合わせは開成町産業振興課【電話】０４６５・８４・０３１７へ。
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１８１種１万６５００本のハーブがある松田山ハーブガーデンでは６月３日（土）から25日（日）までハーブフェスティバルが開催される。12日（月）以降は週末開催。午前９時から午後５時。田代博美副園長は「約30種が見ごろを迎える」と話す。
きょう３日（土）は来園者先着１００人に季節の花の苗をプレゼント。午前11時から午後２時までカモミールミントティーなどのサービスもある。問い合わせはハーブ館【電話】０４６５・８５・１１７７へ。
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開成町あじさいまつりの「岡野あじさいの里」と隣接する南足柄市千津島の田園地帯では、ハナアオイが開花し始めた。
ハナアオイは草丈が１ｍほどに育つアオイ科の植物。赤やピンク白色の花を鈴なりに咲かせる。千津島地区では両脇にハナアオイが咲く道を「ハナアオイ農道」と名付け、「あしがら花紀行千津島」（高橋達之（まさし）会長）が約１千株を育てている。高橋会長によると「今年は開花が遅め」という。
きょう６月３日（土）から11日（日）まで「ハナアオイまつり」が行われ地場産品などを販売。午前10時から午後４時、雨天中止。問い合わせは南足柄市商工観光課【電話】０４６５・７４・２１１１へ。
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