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足柄版 公開:2019年2月2日 エリアトップへ

劇団光芒の花 「酒匂川の声を聞こう」 総合的学習きっかけ 23日に旗揚げ公演

文化

公開:2019年2月2日

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 大井町立大井小学校出身の中学生で構成される「劇団光芒の花」(瀬谷学代表)の旗揚げ公演「酒匂川の声を聞こう」が2月23日に町生涯学習センターで催される。酒匂川の治水などの歴史を生舞台や映像で綴るもので、本番に向けて団員たちの稽古に熱が入っている。

 劇団員は大井小の2017年度6年1組の有志ら20人で、代表は、脚本や演出を担当する同校教諭の瀬谷学さん(40)。

 17年度6年1組の担任だった瀬谷さんは、生徒の表現力やコミュニケーション能力を高めるために総合的学習の時間に取り組んだのが「演劇」。学校公開日や学習発表会で児童たちは演技を披露してきた。そのなかに、今回発表する作品の原作にあたる「ディスカバー大井〜酒匂川の声を聞こう」もあった。

映像が入る迫力

 脚本の資料は、郷土の歴史を学ぶ時間(4年生)などで用いた“足柄の歴史再発見クラブ”発行の「富士山と酒匂川」がもとになっている。舞台は好評で、卒業を前にして歴史再発見クラブのメンバーの前でも発表した。

 18年3月の卒業式の後、同月28日に「劇団光芒の花」が発足。劇団名には「どんな時にも一筋の光はさす。希望をもって自分を磨き続けてほしい」との意味がこめられている。

 中学生になり参加する団員らは、部活や塾などで忙しくなり全員が集まりにくくなった。そこで、瀬戸さんは映像を取り入れる今回の舞台構成を考案し、「演劇+映像」の作品にリニューアルさせた。現実を舞台で演じ、歴史部分を「映像」で撮った。歴史の撮影時の衣装は、瀬谷さんの両親や祖父母のものを利用した。

 映像を取り入れることで、音楽効果やビジュアル感が増し、団員の演技もあいまって宝永大噴火などの臨場感が伝わりやすいものになっている。

 団員で湘光中1年の橋本美鈴さん、小宮音羽さん、小金暖弥生さんは「このメンバーで劇に臨めるのは先生のおかげ。身近な川の歴史を知るよいきっかけになった」と話す。

大井町のホールで

 公演は2月23日(土)に大井町生涯学習センターホールで午後3時から。入場無料。(問)【携帯電話】090・6003・6538へ。

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