南足柄市と包括協定を結ぶ横浜国立大学が11月30日、12月1日、矢倉沢でみかんの収穫体験を行った。地域おこしに取り組む地元と学生の意見交換の場が設けられるなど、有意義な事業となった。
学生と農家が農作業を通じて交流するこのプログラム。学生が南足柄市の現状と農村の姿、農家の人々の想いを体感し、日本の地域の課題を考えることにつなげようとするものだ。
受け入れたのは、矢倉沢で地域の活性化に取り組む「地域おこし委員会(杉山徹委員長)」で、今回は9人の学生が参加した。
みかんもぎは初めてという学生が多く、初日は5時間、2日目は4時間をかけて作業を行い、初日の夜には宿泊先のペンションまつがの会議室で意見交換の場が設けられた。
まず地元側から、高齢化や鳥獣対策など現状の課題を掲げた後「ジビエ料理や森林セラピーに取り組みたい。子どもからお年寄りまで楽しく活き活きと暮らせる地域を作り上げたい」と説明された。学生らはジビエなどに興味を示すとともに、商品開発のアイデアとして「定期的にみかんが届く予約購買ができるといい」「水をアピールして、お茶など独自ブランドを作っては」などと話し、委員らが熱心にメモを取る姿が見られた。
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