神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2020年8月22日 エリアトップへ

「単独での登山控えて」 松田署が注意呼びかけ

社会

公開:2020年8月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

 管内の約8割を山岳地帯が占める松田警察署にとって、山での事故防止は大きなテーマの一つだ。最近は新型コロナの影響か単独での登山者が増加傾向にあるという。しかし、単独は遭難などのリスクが高いため、同署では控えるように呼びかけている。

 年間1万人以上が登山する西丹沢は、都心から近いという利点もあり、県内でも人気コースの一つ。一方で松田署管内で最も遭難事故が発生している地域でもある。

 それでも、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、5月に緊急事態宣言が発出されたため、登山者は大きく減少していた。しかし、5月末に宣言が解除されると、次第に登山者が増え始め、8月に入ってからは、ほぼ例年並みに戻りつつあるという。

 同署によれば、通常8月は猛暑などから登山者が少ない時期になる。ところが、今年は関東甲信越地方の梅雨明けがずれ込んだことや、県内すべての海水浴場が閉鎖されていることもあり、キャンプ客と合わせて減少するような気配は見られない。これを受け、山岳救助隊・曽我浩隊長は「必ず登山届を出し、リスクが高い単独行動は避けてほしい」と登山客に警鐘を鳴らす。

必ず登山届を

 新型コロナの感染拡大により、登山の形態にも変化がみられるようになった。密を避けるためか、グループやチームではなく、単独登山者をよく目にするという。登山届を提出せずに登山道を進む人も少なくないため、少しのアクシデントが遭難につながるケースもあるという。

 同署では、遭難事故を防ぐため登山者に必ず守ってほしいポイントとして、「単独では山に登らない」「必ず登山届を提出する」「家族に行先を知らせる」「連絡手段(携帯・スマートフォン)を必ず持参する」の4つを挙げる。

 山岳救助隊22人の隊員らと共に一層、遭難事故への警戒にあたるシーズンは続く。

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook