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足柄 トップニュース教育

公開日:2021.04.03

南足柄市
北小、統合の方針固まる
保育・幼稚園も減数に

  • 他校と統合予定の北足柄小

 南足柄市はこのほど、学校教育系施設の再整備に向けた基本的方針となる「市公共施設再整備方針」に基づき新たに策定した「学校施設の今後のあり方」を市議会に報告した。市は今後、子どもたちにとってよりよい教育環境となるよう、施設の統合や縮小、学級数の見直し等を進めていく方針だ。

 新指針の一つに取り上げられている学校の「適正規模・適正配置」。市は保護者等の意向に基づき、2023年4月に南足柄小学校と北足柄小を統合する必要があるとしている。

 市が考える適正な小学校の規模は、全体の学級数を12〜18学級、1学年あたりの学級数を2〜3学級などとする中、北足柄小は一部で複式学級が生じるなどの状況となっている。市内にある他の学校を含め、過去の人口推移の状況と照らし合わせるなどし、最終的に北・南両校の統合が望ましいと判断した。今後、小中学校が適正配置となるためのスケジュールについては「最低6年間は必要」とするとともに「各地区の人口動態等を踏まえて検討する」としている。

 公立幼稚園・保育園についても見直しが必要とされている。特別な配慮や支援等が必要な子どもの受け入れなど、公立幼稚園としての役割を担えるよう、市は現状の幼稚園5園と保育園1園を統合し、認定こども園を新設することが望ましいと判断。ハード面やソフト面の観点から準備期間に最低4年を設け、進めていく計画だ。

 市教委の鳥居智教育総務課長は「まずは早々に小学校の統合に向けた実行計画といったものを作り、その上で方針を決めたい」としている。

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