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足柄 人物風土記

公開日:2021.08.07

大井町で開催予定の「山のフェスティバル」で共同代表を務める
多田 大毅さん
川崎市在住 32歳

新たな創造で笑顔に

 ○…大井町農村公園で新たに開かれる「山のフェスティバル」。音楽に買い物、飲食を気軽に楽しめるイベントになればと、立役者の一人として地元でオーガニック農園などを営むクリエイター・柳川恒さんと準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの影響で今秋への延期を決定。「世の中が委縮する今だからこそ、安心・安全に気を配りながら開催につなげたい」と意気込む。

 ○…「ただ開催するだけでなく、新たな創造につながるイベントにしたいんです」とにこやか。今回の取り組みが町の新たなモデル事業になればと、地形的な理由などから大きなイベントが開かれてこなかった場所を会場に選んだ。「僕たちに賛同する人が増え、来場者がより楽しめるイベントになれば最高ですね」と目を輝かせる。

 ○…平塚市出身。走ることが好きで、野良犬を追いかけてばかりいた少年時代。プロスポーツ選手を夢見て、小中高と野球やバスケットボールに熱中した。しかし学生時代に足の靭帯を痛めるなどしたため断念。体育教師も目指したが、それも実現しなかった。大学卒業後、いくつかの仕事を転々とする中で自分がやりたいことが分からなくなった時期もあったが、とあるイベントで柳川さんと出会い、町を盛り上げたい気持ちが膨らんだ。今は大井町のキャンプ場のオーナーとして生計を立てる。

 ○…読書も好きで、中でも中村天風さんの著書にある「積極的思考」が胸に刻まれる。「思いついたら行動」する性格で、今では「フリースクール」の立ち上げに向けて思いを巡らせる。「大人も子ども供もワクワクできる場所にすることが目標なんです」。多くの人が笑顔になるための「創造」は始まったばかりだ。

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