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足柄版 公開:2012年3月2日 エリアトップへ

消防広域化 2市6町で合意 平成24年度末のスタート目指す

公開:2012年3月2日

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 平成19年3月から2市8町で目指していた県西地域の消防広域化はこのほど、箱根町、湯河原町を除く2市6町(小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、真鶴町)の間で合意に至った。今後約1年間の移行準備を経て、平成24年度末のスタートを目指す。広域化による経費削減効果は約18億2千万と見込まれている。

 県西地域の消防広域化は当初、県西地域市町村圏協議会で箱根町と湯河原町を含む2市8町での枠組みが示されていた。しかし、消防力と費用負担のバランスに効果が見出せないといった理由で箱根町と湯河原町は今回の枠組みへの参画を見送った。

 昨年9月、新たに2市6町の消防広域化の実現に向け「神奈川県西部消防広域化協議会」を発足。今年1月までの会議で43項目に及ぶ事項について協議、すり合わせをしてきた。これまでに、本部は現小田原消防本部とすること、広域化に伴い機構を2消防署、2分署、8出張所とすること、給料や退職手当などは小田原市の基準に合わせることなどを決定した。

 広域化による効果としては、現地到着時間の短縮、高度な部隊や高性能車両配置などによる現場対応力の強化、行財政運営の効率化などを上げている。経費の削減効果として同協議会は、今後整備を予定している消防救急デジタル無線や各署所の施設整備などに初期費用として約8億4千万円が掛かるものの、10年間で約18億2千万円の削減を見込んでいる。

防災行政用無線放送テレホンサービス開始

 小田原市は先月14日から新たな情報伝達手段として、防災行政用無線放送のテレホンサービスを開始した。

 災害時に流れる防災行政用無線は場所によって建物に反響し、聞き取りづらいなどの問題があったため、今回テレホンサービスの運用が開始となった。この運用で県西地域2市8町のエリアから、小田原市内の災害情報などの緊急情報の入手が24時間、365日可能となった。なお、同サービスは小田原市内の情報のみとなっている。

 テレホンサービスの電話番号は【フリーダイヤル】0120・244・400(一部IP電話を除く)。
 

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