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足柄版 公開:2014年7月5日 エリアトップへ

南足柄中村がしょうさん 「夢と希望 与えたい」 文芸社が新作童話を出版

公開:2014年7月5日

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作品を手にする中村さん=6月30日・南足柄市岩原の自宅前
作品を手にする中村さん=6月30日・南足柄市岩原の自宅前

 南足柄市岩原在住の作家・中村がしょうさん(71・本名=中村賀昭(よしあき))の童話『キジムナーと子供たち』が(株)文芸社から7月1日に出版された。

 『キジムナーと子供たち』は、沖縄の子どもたちとガジュマルの木の妖精・キジムナーとの交流を描いた作品で、妖精と子どもたちが心を通わせる中で、いじめや男女差別などの問題に打ち勝ち、成長していく様子が描かれている。

 昆虫採集が趣味で50年ほど前からたびたび沖縄を訪れているという中村さんが、現地の知人から「妖精・キジムナーを題材にしたお話を作ってほしい」と依頼されたことから、この作品が生まれたという。

 中村さんは「沖縄に伝わる民話をもとに物語を考えました。領土問題や基地問題などで、将来に様々な不安を抱えている沖縄の人たちに、夢と希望を与えたい。子どもたちだけでなく大人にもぜひ読んでもらいたい」と話す。

 東京都出身で中学生の頃から小説を書いていたという中村さんはフリーライターなどを経て、現在は外資系の医薬品会社で顧問を務める。自身の子どもたちに聞かせていた創作話を童話にした『まきちゃんとノミじいさん』や『風転船と五人の仲間』などの童話や児童冒険小説を中心に、10作の著書は旅行記や詩集、実用書まで多岐にわたる。

南足柄が舞台の作品にも意欲

 横浜市都筑区から2012年に、娘夫婦が暮らす南足柄市岩原に居を移し、仕事の傍ら執筆活動を続けている。「南足柄市は温泉地も近く、自然環境が素晴らしい。市内を流れる狩川や森林をテーマに、子どもたちが楽しく読める作品も作ってみたい」と語る。

 『キジムナーと子供たち』は全国の書店のほか、インターネットでも購入できる。四六判66ページ、1080円(税込)。
 

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