車両の前で府川町長（左）にレプリカキーを渡す辻村夫妻
開成町の消防力向上を目指し、このほど消防指令車（トヨタ・エスクァイア）１台が吉田島在住の元会社役員、辻村昌美さんから寄付された。
12月９日に開成町福祉会館で行われた寄贈式には、辻村さんと妻・恵美子さんが参加。辻村さんから府川裕一町長にレプリカキーが手渡された。これまで同町が保有していた消防指令車は導入から15年以上が経過し、足柄上郡５町の中で最も古かった。
今回寄贈された新車両はミニバンタイプで以前の車種より乗車人数が増員でき、緊急出動の際には、機能性の向上が見込まれる。辻村さんは「今年は台風が多い年だった。町の防災強化は必要なことだと感じ、町長や消防団長と相談して贈らせて頂いた」と想いを込めた。新車両は来年１月18日に行われる開成町消防出初式で披露される。
辻村さんの開成町への寄贈は今回で３回目。これまで町内巡回バス「あじさいちゃん号」の車両購入費や小学校への図書購入費をそれぞれ寄贈してきた。
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