地元ガイドボランティア 「史跡の魅力」伝え20年 9千人の散策をサポート
会員がコースを計画し、参加者を募って県内や東京都内の史跡や自然を訪ねる「ほどがやふるさとガイドの会」が、創立20年を迎える。これまで206回の例会を開催し、地元で人気の歴史散策サークルとなった。
ほどがやふるさとガイドの会(辻口清代表【電話】045・351・4443)は、1994年4月に発足。保土ケ谷区の地域ガイドボランティアの養成を目的とした生涯学級として開講した。ほどなく専任講師2名で、史跡の解説指導を行う「歩く歴史教室」へと活動を転換していった。
1997年4月から自主活動グループとなり、専任講師の退任に伴い2000年4月から数名の運営委員で年間活動行事の計画。委員自ら現地調査、史跡説明やコースマップなどの資料作成、関連先との折衝など準備を一貫して行う。会員は140人で、月1回例会を開催し(7・8月は休会)、神奈川県内、東京都内を活動エリアとしている。
創立メンバーはほとんど残っておらず、開始から7年間の詳細は不明だが、これまで206回の例会を開催し、記録がある2001年から今年1月の例会までのべ9204人が参加。昨年は根岸公園や、銀座の散策、旭区や大津路の歴史散策を計画。毎回70人前後が参加するという。
毎回新たなコースを企画
206回の例会のうち、同じコースを案内したことはなく、毎回新たなコースを企画。何度も参加している会員でも楽しめる内容にしている。このようなスタイルで活動を行っているガイドボランティアは区内で同会のみ。長年参加している参加者からは「同じ地域でも違ったテーマで企画してくれるのでコースも変わる。毎回新鮮で楽しい」との声も聞かれる。
来年度は4月5日に『武蔵野に新緑と桜を求め深大寺へ』と題した例会を企画。5月馬堀海岸、6月引地川水源、9月天王町駅から旧東海道、10月多摩丘陵、11月城ケ島、12月山王・馬込などが予定されている。(参加費各回500円)
同会では「記念行事のような派手さはないが、どれも思い入れのある企画。4月に散策する深大寺の桜は見事。初めての方も、以前に参加したことがある方も、興味があったらぜひ参加してほしい」と話している。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>