味わうことの大切さを児童に教える「味覚の授業」が10月24日、区内の坂本小学校(神倉美智子校長)で行われた。
食育の一環として実施されたこの授業。五感を使って味わう大切さや楽しさを伝える取り組みとして2011年から市内で行われているもので、区内での開催は初。
当日は、港北区のフランス料理店HANZOYAの加藤英二代表や和田一也シェフを講師に招き、同校の3年生94人が参加。2クラスに分かれて授業が行われた。「味にはどんなものがあるか」という問いに、児童からは「しょっぱい」「苦い」などの答えのほか、「辛い」という意見が出ると、「辛みは味ではなく、刺激に分類されるんだよ」と分かりやすく説明した。また、昨年和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを引き合いに、最近注目されている第5の味「うまみ」について教える場面も見られた。
授業の後半には、塩や砂糖、チョコレートなどを使った講義も。それぞれ観察し、触れてみたり、匂いを嗅いだあと食し、五感を使って味覚を体験した。「子どもたちは1つ1つの味をしっかり味わい、真剣に考えていた。毎日食べている、調理されたものの元になる味覚について、じっくり考えるよい機会になった」と神倉校長。参加した中津井大雲(ひろむ)君は、「砂糖や塩をそのままなめたことがなかったけど、生の味が分かった」と感想を話していた。
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