全国間税会総連合会が主催する「税の標語」の受賞作品がこのほど選定され、区内の岩崎中学校の上田佳美さん(3年)と保土ケ谷中学校の中井大君(2年)らの作品が選ばれた。入選作品は、区役所の税務課で確定申告が行われる3月16日(月)まで展示される。
今回で3回目を迎えるこの標語募集は、子どもたちに税を身近に感じてもらい、その意義や現状を理解してもらおうと中学生を対象に実施されているもの。今年は全国から約24万点の応募があった。選ばれた作品は、毎年11月11日から17日に定められている「税を考える週間」や、そのほか普及活動や広報行事などに利用される。
佳作も選定
今回、保土ケ谷区・旭区・瀬谷区を管轄する保土ケ谷間税会(金原正和会長)管内では、3区の公立・私立両中学校から2784点の応募があった。その中から上田さんの「たしかな日本を消費税」という作品が東京・千葉・神奈川・山梨の4県で優秀作品に贈られる「東京国税局間税会連合会表彰」に、中井君の「税金は確かな未来を作る鍵」という作品が神奈川県の優秀作品として「神奈川県間税会連合会県議会議長表彰」に選定。そのほか3作品が「保土ケ谷間税会会長表彰」に選ばれた。
上田さんは「入選できて嬉しい。ニュースを見て、日本は大丈夫かなと思うことがある。経済を安定させて、国民が安心できるような国になるため、税の役割は大きいと思う。豊かな暮らしのために活用して欲しい」と話していた。また中井君は「選ばれて驚いた。この機会に税について考えてみて、様々な場面で役立っているのではと思い、作品を作った。安心して暮らせる未来を税で作ることができれば素晴らしいと思う」と作品への思いを語っていた。そのほか、保土ケ谷間税会会長表彰に、岩田完治君(3年)、鈴木拓歩君(3年)、鈴木北斗君(2年)の3人が選ばれた。
普及に取り組む「間税会」
間税会とは、消費税などを中心にした間接税を納める人々で組織される団体。知識や情報の普及のため、研修や講演会などを実施している。保土ケ谷間税会では、3区の中学校に外国の消費税が分かるクリアファイルを配布するなど、学生への普及活動も行っている。同会の西村健次さんは「今回の標語も含めて、広く子どもたちに税への意識向上を促していければ」と話している。
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