明神台に暮らす柳武見さん(38)=人物風土記で紹介=がこのほど、静岡県内で開かれた「第23回居合道全国個人段別競技大会」の四段の部で、完成度の高い演武を披露し3位に入賞した。
居合道とは、相手がいるものと想定し日本刀を振り、5本の演武を披露し完成度を競う武道。それまでキックボクシングを続けてきた柳さんは、「自分と向き合う世界観に惹かれ」、国内最多の門下生を抱える「夢想神伝流」に6年前に入門した。
以来、稽古を積みステップアップを重ね、全国の舞台に昨年、初出場するも2回戦で敗退。「稽古が不足していた。自宅でも稽古できるように」と引っ越した天井の高い家で稽古に励み、演武の完成度を高めてきた。
さらに、「技にキレのある演武には、体幹を鍛えることが必要」と自己分析し、毎日ジムへ通い、体幹を強化するトレーニンングや食事制限を徹底。2回戦敗退の悔しさを胸に「自分と向き合い」努力を重ね臨んだ今大会では、「優勝できる」と自身に言い聞かせ、肩の力を抜き、キレのある完成度の高い演武を披露。約50人が参加したトーナメントを勝ち上がった。
「高揚感があった」という準決勝戦。「普段では考えられない部分」で痛恨のミス。全国一をあと一歩の所で逃した。柳さんは大会を終え、「自分の努力が評価されたことが嬉しく、光栄に思う。3位という結果に満足するのではなく、これからも稽古を重ねて来年こそは優勝したい」と話している。
|
<PR>
保土ケ谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>