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女性と高齢者に優しい体制整備 「大腸がん検診」のススメ 取材協力/育生会横浜病院
著名人が大腸がんを患い報道されることもあってか「大腸がん検診」への関心が高まりを見せている。狩場町の育生会横浜病院では昨春、「女性と高齢者に優しい検診」をテーマに体制を整備。自身も消化器外科医として診療にあたる長堀優院長に話しを聞いた。
――大腸がんにかかる人は増えているのでしょうか。
増えていますね。食生活の欧米化などが起因していると考えられます。日本人の死因第1位は悪性腫瘍。つまり「がん」です。その中でも大腸がんは男性では3位、女性では1位です。
――検診で早期に発見することが重要ですよね。
そうです。他臓器に転移がなく適切な時期に治療を施せば助かる病気です。大腸癌研究会の発表では72%の治癒率となっています。
――「女性と高齢者に優しい」検診体制を整備されたとのことですが。
大腸がんの検診には内視鏡を用います。カメラの付いたスコープを肛門から入れ腸内を見るのですが、特に女性にとっては抵抗感がありますよね。そこで当院では昨夏、大腸内視鏡を専門とする女性医師を常勤医として迎えました。「男性医師に検診を受けるのは」と二の足を踏んでいた女性の患者様にも抵抗感なく受診していただいています。
――大腸検診は何歳くらいから受けるべきでしょうか。
40歳を超えてからは2年から3年に一度、受診をしていただきたいです。ポリープが見つかった場合には半年から1年に一度を目安にしていただいております。
――どれくらい時間がかかりますか。
10分程度です。鎮静麻酔をしてからですので眠っているうちに終了します。
地域包括ケア病床開設
――2月に開設される「地域包括ケア病床」についてお聞かせください
「治す(キュア)」から「治し支える(ケア)」へ。これが現在の医療現場の大きな流れです。地域包括ケア病床は急性期病院と在宅医療との「橋渡し役」を担い当院では一般病床から37床を転換する予定です。
――どういったメリットがありますか。
急性期の治療を終えた後、地域包括ケア病床で療養やリハビリを継続できるのは、在宅復帰を目指す患者様やご家族にとって大きな安心につながります。また在宅で介護をする家族にとっても急変時などに緊急入院できる場所があることも大きなメリットといえるのではないでしょうか。
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