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保土ケ谷区版 公開:2016年7月21日 エリアトップへ

地場焼酎「四百年の夢」 「ほどじゃが」鹿児島へ 農家5軒が1800kg栽培

社会

公開:2016年7月21日

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2tトラックに180箱のジャガイモを積み込んだ
2tトラックに180箱のジャガイモを積み込んだ

 保土ケ谷の地場焼酎「四百年の夢(おもい)」の原料となるジャガイモの収穫が終わり、7月14日に鹿児島県内の醸造元へと送られた。7月下旬には仕込み作業が行われ、9月末には新酒が完成。10月中旬に開催される区民まつりから、販売が開始される予定だ。

 明治から昭和にかけて、ジャガイモの種芋産地として全国的に名をはせていた保土ケ谷の歴史をより多くの人に周知しようと、区制80周年を記念した事業として2006年に誕生した地場焼酎づくりは今年、11年目を迎える。

 今年は川島町、岡沢町の5軒の農家が3月中旬にジャガイモの最高品種とされる「キタアカリ」の種芋を植え付け栽培。6月中旬から掘り起し作業が始まり、この日までに約1800kgの芋を収穫していた。

娘を嫁に出す思い

 収穫されたジャガイモはこの日までに生産者のひとり川島町の三村薫さん宅に集められ、「横浜馬鈴薯」と印字された段ボール箱に梱包。180箱の段ボールは2tトラックの荷室に積み込まれ、醸造を手掛ける鹿児島県薩摩川内市の山内酒造(株)へと陸路で運び込まれた。

 「毎年、うまい酒になって戻ってきてほしいと願いながら送り出しているんです。娘を嫁に出すような思いだな」。トラックを見送った三村さんは、しみじみと話していた。

秋に2800本

 「ほどじゃが焼酎の会」の関係者によると今年は2800本の製造を見込んでいるという。

 9月末までに新酒が完成し、10月の区民まつり会場で特設ブースを設置し、販売が始まる予定で、事務局の大尾美登里さんは「製造開始から10年が経過し、品質も安定してきた。秋を楽しみにしていただきたい」と話している。

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