市立桜丘高等学校(中島久男校長)がこのほどドイツのフランクフルト市の総合高校シューレ・アム・リード(クリストフ・ガンス校長)と海外姉妹校として提携を結んだ。横浜市立の高校として6校目の提携校となった。
市では魅力のある高校教育の推進の中で、重点的に取り組んでいるものの一つとして次代を担うグローバル人材の育成を掲げており、海外姉妹校提携もその一環として若い世代が国際的な視野を身に付けるために活動を進めている。これまで市内の市立高校ではカナダのバンクーバーや中国の上海、米国のサンディエゴの3都市・6校と海外姉妹校提携しているが、ヨーロッパの高校との間での提携は今回が初となる。
横浜市とフランクフルト市は2011年9月に経済、地球温暖化対策、文化芸術創造都市の分野において両市の課題解決や活性化を目的とし市民、特に若い世代の交流促進を目指す「パートナー都市」として提携が結ばれている。
これまで企業誘致や観光誘客、市民団体による高校生のフランクフルト派遣などの交流事業を行ってきた。今回の姉妹校提携も両市のパートナー都市交流の一環で、海外からの生徒を受け入れる環境が整っていることや今年、創立90周年を迎えたことなどから同校が選ばれた。市教委によると、今後、両校は生徒の相互派遣や部活動の体験、ホームステイなどを通じ交流を図ることになるという。
提携を受け中島校長は「創立90周年を期に両校が姉妹校の提携を行うことを大変嬉しく思う。今後様々な交流を通じ、生徒がさらに異文化を理解し、国際社会に貢献できる人材となることを期待している」と話した。一方、クリストフ校長も「日本の文化及び日本人の皆様の大変温かいおもてなしに深く感銘し、両市の若者にも交流プログラムを通して深い結びつきを感じられる経験をさせられれば」とコメントした。
市教委によると市立高校9校のうち桜高以外に海外の学校との間で姉妹校提携が結ばれているのはみなと総合、横浜サイエンスフロンティア、南、横浜商業、金沢の5校。それぞれが留学生を派遣、受け入れるなど相互交流を図っているという。
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