歌う喜び活力に 「NPO法人65歳からのアートライフ推進会議」 酒井沃子理事長
堀川(以下「堀」)―日頃の健康管理は何を?
酒井(以下「酒」)―現在、「あじさいの会」というシニア4団体のコーラスグループ、高齢者の方が元気にいきいき音楽活動できる「NPO法人65歳からのアートライフ推進会議」を手掛けております。毎日何かやることがある。これが私の健康法だと思います。
堀―シニア世代のコーラスを始めたきっかけは。
酒―男性は定年になると地域に居場所がないもの。そこで、定年男性が外に出るきっかけをと思って。緑区時代の87年に区に提唱しました。4団体には現在、男女合わせ200名が所属。90代が4名、80代は30〜40名いらっしゃいます。特に男性は地域で新しい仲間ができて、パワーをもらえる場でもあるようです。
堀―活動される上で大切にされていることは。
酒―モットーは、歌える喜び、歌える幸せを。健康でなくちゃならないことを音楽を通じて伝えております。練習では、ほっぺたが上がるよう、笑いが起こるよう心掛けています。
堀―行政、地域、企業との活動もされましたね。
酒―1989年から24年間、行政、住民、企業と青葉区民手作りの「青葉の街・土曜コンサート」を開催。たまプラーザ駅前にあったスタジオを発表の場とし、身近な場所で音楽を楽しんでいただきました。今はそのような発表の場も少なくなりましたね。いつかまたそのような活動が街に生まれたらとも思います。
堀―今後の意気込みを。
酒―シニアの皆さまと私も同じ世代に。何でも最初はできなくて当たり前なんだ、という気持ちで取り組むようになりました。すべての音楽活動が私の喜び、楽しみ。ステージを作るためならどこにでも行きます。
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