2本のロープで、縄跳びのスピードや技を競うダブルダッチで、「美しが丘ダブルダッチクラブ」のチーム、ミラクルダッチが、6月11日からニューヨークで開かれる世界大会「アニュアル・ADDL・ワールド・インビテーショナル・チャンピオンシップ」に出場する。チームに所属する荒木一瑳(かずさ)君(市立美しが丘東小・6年)と秋元むく萌(も)さん(市立美しが丘小・6年)、大湊(おおみなと)唯さん(川崎市立柿生小・6年)は現在、同大会に向けて特訓中だ。
同チームは今年1月、日本ダブルダッチ協会が主催する国内予選「ジャパンオープン2015ジュニア」に出場し、11チームが競った小学5・6年生の部(シングルス)で優勝。世界大会出場権を手にした。
世界大会はジャパンオープン同様、2分間で飛べる回数を競う「スピード」と、1分間に盛り込んだ技の平均点の高さ等を競う「フリースタイル」の総合得点で評価される。同チームは5月3日の練習中、この「スピード」競技で小学生の日本記録348回を上回る、353回をマーク。9日には370回を打ち出した。世界大会で日本記録を超すことができれば、正式に日本記録が更新されることになる。コーチの富田誠司さんは「並外れた集中力が3人の強さ。大会までスランプに入ることなくペースを維持し、日本記録を更新したい」と語気を強める。
姉見て競技の道に
練習場所は美しが丘小学校の体育館。2分間で飛ぶ総数から、10秒ごとに飛ぶ回数を算出し、少しずつ時間を長くしてペースを維持する練習をひたすら重ねる。
ロープを回す秋元さんと大湊さんの姉2人は、同チームの元メンバーで、一昨年に世界大会を制覇した。「目標にしていた姉を、いつか超したい」と大湊さん。秋元さんは「ミスをなくすために工夫を凝らし、大会で全て生かしたい」と話す。
「スピード」でジャンプを担当する荒木君も姉を見て競技を始めた。飛びながら回数をカウントしているという荒木君は「数えた方が足も付いてくる。楽しみながら、優勝したい」。
3人は日本記録の更新を目指し、6月の世界大会に臨む。
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