青葉区版 掲載号:2018年1月25日号
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青葉区民生委員児童委員協議会会長として2月2日に講演会を開催する 吉村 春美さん 美しが丘在住 71歳

隣近所が仲良い地域に

 ○…生活や福祉などの相談や援助、また、子どもの見守りや子育て支援を担う民生委員・児童委員。昨年、民生委員制度100周年の節目を迎え、青葉区民生委員児童委員協議会として記念講演会を青葉公会堂で行う。テーマは「地域のつながりを作るために」。主催者として「住んでいる地域に対して気にかけてくれる人が1人でも増えてくれれば」と期待を込める。

 ○…港北区元石川町(当時)で農家に生まれ育つ。「昔は田んぼが広がる田舎だった」と振り返るが、急速な都市化を目の当たりにしてきた。戦後の区画整理で専業農家ではなくなり、高校卒業後は国鉄に就職。有楽町駅などで駅員として勤め、父親の看病を機に40代半ばを前に退職。地元で自治会活動に関わるようになり、1998年に民生委員に選出。以来、地域のつなぎ役、相談役として20年が経つが「国鉄時代から地方出身の同僚の相談にのることがよくあった」と笑う。

 ○…区内では322人の民生委員・児童委員が活動を続ける。核家族化や高齢化が進み、地域のつながりも薄くなっている中、高齢者や子育て世帯の孤立を防ぐ役割の重要度は増すばかり。だが、思いは「隣近所が仲の良い地域にしたい」とシンプルだ。「困っている人を行政などにつなげる橋渡し役。一人で悩ませず、地域で支え合いができれば」。地域をつなげる思いは、伝統文化の継承にも注がれる。江戸時代から続く牛込獅子舞の保存会会長を務め、驚神社の秋祭りに向けて子どもたちに踊りの指導も続けている。

 ○…民生委員・児童委員の担い手は減少傾向にある。継続的な活動を目指し、

行政や関係機関と連携して負担を軽減していくことなど課題もあるが、モットーは「前向き」でいること。「困ったことや大変なことがあっても、前向きに努力していきたい」とまっすぐに語る。思いを胸に、次世代に地域をつなげるやりがいと大切さを伝えていく。

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