議会報告 市長は裸の王様出産費用ゼロの欺瞞(ぎまん) 横浜市会議員 山下正人
令和6年度予算では20億円を使い市長公約である出産費用ゼロの事業が計上されました。これにより4月からは出産すれば9万円貰えます。2年後は出産も保険適用となるので、2年後には終了する事業です。もちろん財政に余裕があれば、出産費用の助成には賛同できますが、たった2年の事業に1・5億円の事務費を費やす事は違和感がある。市長の公約実現だけが目的ではないか?
市民目線の制度なのか?
私はどうせ税金を使うなら、国の制度に上乗せする方が効率的と提案しました。現在、国には妊娠時と出産時に5万円のギフトを贈る事業があります。これに上乗せして妊娠時と出産時に分けて助成金を支払えば、無駄なコストも発生しない上、妊婦健診の公助(横浜市は全国最低)にも活用できるので妊婦さんには有益です。しかし、市長によると当提案は流産が対象にならないのでダメとの事。子育て支援事業は流産補助を目的にするのではなく安心な出産を目的に考えて欲しい。
山中市長は裸の王様
今回の出産費用助成には改善点が多々あり、職員も気づいています。しかし市長室に入室できるのは、部長以上のお気に入り職員。茶坊主は昇進。進言者は左遷。これでは職員は何も言えません。横浜市は独裁者を恐れる裸の王様状態です。
行政を停滞させる訳にはいかないので、令和6年度予算は付帯意見を付して承認しました。国政も問題が多いが、首長も大統領制度なので専制主義に傾けば大問題です。
国民を超える政治家は生まれません。選挙の時の選択は重要です。
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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