「2011年度 ミス日本グランプリ決定コンテスト」で準ミス日本に選ばれた 秋谷(あきや)祥加(ひろか)さん 市内在住 15歳
努力家の”こころ美人”
○…「名前を呼ばれたことに気づかないくらい緊張していた」。あどけなさが残る微笑とともに受賞の瞬間を振り返る。「女優になるステップになれば」とミス日本に応募。見た目の美しさだけでなく、品格や教養など内面に迫る審査をくぐり抜け、最年少の”日本美人”に。『あなたにとって温故知新とは』。突然問われた1分間スピーチ。「経験豊かな年配者の意見を素直に聞きたい」。年上の出場者に引けをとらない凛とした佇まいに審査員も舌を巻いた。一方で『目の前の水たまりを越えてみて』との要望に「着物姿で思いっきり飛び越えました」と少女らしい天真爛漫さも見せる。
○…3歳から始めたピアノに、クラシックバレエ、書道4段と多芸多才。中学校では「日本人として伝統を継承していければ」と筝曲部に所属し、琴や三味線で”日本の心”を嗜(たしな)んでいる。「魅力を伝えるために、いつか幼稚園児や小学生にも聴かせてあげたい」。
○…モデルである母親の影響で、自ずと”魅せる”喜びを覚えた。授業や部活の傍ら、芝居の稽古に励む。忙しさに「大変だな」と弱さが出ることも。そんな時、常に目標を掲げ、雑誌やCMで活躍する母親の姿が自分を律してくれる。『諦めず長く続けることが一番大切』。母親の言葉を胸に全てを継続している。たゆまぬ努力と素直な心。ミス日本のテーマ”一所懸命なこころ美人”に選ばれた所以(ゆえん)は、まさしくここにある。
○…「自分とは違う色々な役を演じられることが楽しい」。瞳を輝かせながら、芝居の魅力を語る。今後、挑戦したい芝居は戦争や災害をテーマとした作品。「自分の演技を通じて考えるきっかけになれば」。見る者の胸に訴えかけるための労力は惜しまない。台本の分からない言葉は辞書で調べ、設定や配役の関係性を熟慮しながら演技力を磨く。「凛として、気品がある女優になりたい」。テレビや舞台でその活躍を見られるのは、そう遠くは無さそうだ。
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