『青葉台地域ケアプラザ』の所長に就任 成田 すみれさん 市内保土ケ谷区在住 60歳
絶えまぬ努力で地域を支える
○…「声がかかった時、すぐさまやりたいという気持ちになりました」。今月1日、地域の介護や子育ての相談などを行う『青葉台地域ケアプラザ』の所長に就任。「地域の全世代の人々に施設の垣根を越え、マルチに、柔軟に対応していきたい」。同ケアプラザと同じ場所に開所し、障がい者支援などを行う「あおば地域活動ホームすてっぷ」とも積極的に連携を図っていく考えだ。
○…大学卒業後、すぐに横浜市職員となった。主に障がい関係の相談窓口を担当。13年間続けているうちに、「障がい者福祉に目覚めてしまった」と言う。「もっと障がい者福祉の道へ進みたい」という思いを胸に、横浜市総合リハビリセンターに転職。社会福祉士の資格を取得し、ソーシャルワーカーとして地域障がい者の相談に一軒一軒訪問した。介護保険制度の無かった当時、在宅で難病に苦しむ多くの高齢者などの相談に乗り、「生活が改善されていく様子を見ていて、本当によかったと思いました」と語る。
○…父親が音楽関係の仕事をしていたため、幼少期は常に音楽が流れているような家庭環境で育った。趣味はジャズを聴くこと。特に、ピアノジャズが好みだ。毎年開催される『横濱プロムナード』などのライブイベントを楽しみにしている。「今、ジャズが流れる素敵なお店を探しています」と微笑む。
○…リハビリセンター時代にはリハビリの先生ら、医療専門家と出会い、自身の知識の無さを痛感した。「彼らと一緒に仕事をしていくには、かなりの勉強が必要でした」と振り返る。そこで、母校の大学に再入学。仕事の合間を縫い、障がい者福祉とリハビリテーションについて専門的に勉強した。介護支援専門員の資格も取得。「高齢の障がい者も多いので、介護と障がい者支援はつながっているんです」。これまでの経験と努力で、地域の社会福祉を支えていく。
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