3月1日に開所した「たまプラーザ地域ケアプラザ」の所長 田中 ひろみさん 美しが丘西在住 60歳
地域支え合いの力育む
○…「世代を超えた色々な取り組みができる施設になれる」。開所から約1カ月、そう確信している。4カ月の乳児から98歳まで。「ケアプラザ来館年齢層では珍しい”30代パパ”も大勢来ている」。子育ても高齢者も多いたまプラを改めて実感。誰もが「ぷらっとぶらりと訪れてほしい」と施設広報は「プラぶら通信」。駅直結の拠点。「なくてはならない、いつでも何でも相談できる施設に」。明るい笑顔の中に温かい人柄がにじむ。
○…2人の子どもの子育てを終え、今は夫との時間を過ごす。24時間365日仕事漬けの現役時代。成人式中も携帯が鳴ると現場へ駆けつけ、子どもには「仕事ばっかり」と反発されたこともあった働く母。しかし昨年末、定年を迎え、ゆっくり休もうと思った時、家族は「お母さんは仕事した方が良いよ」。所長になる決意を固めた。以前に比べゆとりある毎日。「たまプラが大好き」。物産展やラーメンの食べ歩きのほか「保木の桃畑の散策も好き」
○…「子どもから100歳が対象の災害チームを作りたい」。今後施設で取り組みたいことだ。避難訓練をして、地域力をつける。看護師であり、命の大切さを知っているからこそ出てきたアイディアだ。あらゆる世代が訪れている施設を目の当たりしている今日。「年齢を超えた街のつながりを。きっと5年後には大きな輪が生まれていると思う」。その思いは日々、募るばかりだ。地域と作り、支え合う拠点を目指す。
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