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青葉区版 公開:2015年6月11日 エリアトップへ

50周年を迎えたこどもの国で、紙芝居ライブを毎月上演する 森内 直美さん 横浜市在住 67歳

公開:2015年6月11日

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希望の灯、心に与え

 ○…「子どもたちに良い作品と出合ってほしい」と、3年前からこどもの国で紙芝居ライブを行う。このほか町田市民文学館の講座から誕生した「ふわふわ座」などを中心に、紙芝居研究家・実演家として紙芝居や絵本、詩の読み聞かせを続けてきた。「いい作品に出合った子どもは、きっと他人にも幸せを伝える大人に育ってくれる」。目を輝かせながら紙芝居に込める思いを語る。

 ○…きっかけは小学校の時。学校のお楽しみ会があるたび、両親がつくってくれた紙芝居を上演した。「皆に喜んでもらえたことが嬉しかった」。その後、進学したノートルダム女学院で出合った神父とシスターの教え「Joy of giving(与える喜び)」が、人生を変えることに。「プレゼントをもらうより、あげる時の喜びがある。喜んでもらえる得意なことで社会に役立ちたいと思った」。以来、人生を紙芝居とともに歩んできた。

 ○…大阪にいた中学生時代、公募していた「こどもの国」ロゴマークに、作品が採用された。東京五輪前で、五輪マークを見て、世界の子どもたちが手をつなぐ様子が思い浮かんだ。その5色のイメージが今もロゴマークに受け継がれている。「当時、妹の作品も(こどもの国の)歌の作詞に採用されて。姉妹そろって不思議な縁だった」。約半世紀を経て、姉妹で制作した紙芝居『こどもの国から平和を』を今年5月に上演。「戦時中に兵器を製造していた場所が、子どものための施設によみがえった歴史を伝えたかった」

 ○…「ただ上手に読むのではダメ。『いい作品に出合えた』と思ってもらうことが大切」。紙芝居の勉強会では、作品研究や自分磨きの大切さを講師として説く。紙芝居の作者の信念に思いを寄せながら、物語の世界に観客を引き込む。「心に希望の灯をともし、紙芝居が心のふるさとになるように」。その使命を胸に、紙芝居の魅力を伝え続ける。

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